メッセージ

受け継ぎ、進める
三代目としての責任

代表取締役社長 髙橋 聖介

当社は1939年、創業者である祖父・勇が志をもって立ち上げた会社です。
二代目である父・章三は、時代の変化に向き合いながら事業を守り、育て、今日の基盤を築いてきました。

創業期の挑戦と、継続のための堅実な経営。
そのどちらが欠けても、当社がここまで歩みを重ねてくることはできなかったと感じています。
そしてその歴史は、現場で力を尽くしてきた社員一人ひとり、ならびにお取引先や関係各位の支えによって成り立ってきました。

現在、私は三代目として、この会社の舵を任されています。
歴史ある企業であるからこそ、判断に迷う場面も少なくありません。
それでも最終的な決断を下し、その責任を引き受けることが、私に課せられた役割だと考えています。

私の使命は、過去を守ることだけにとどまりません。
創業の精神を大切にしながら、それを現代の社会環境や市場に適応させ、
会社として次の成長段階へ進めていくことにあります。

環境改善事業、環境衛生事業を軸に、
当社が社会に果たすべき役割は何か。
どこで価値を生み、どこを変えるべきか。
その問いから目を背けることなく、私は先頭に立って方向を示していきます。

一方で、会社は決して一人で動くものではありません。
現場で知恵を出し、汗を流している社員一人ひとりの力があってこそ、
決断は実行に移され、成果へとつながります。
私はその力を信じ、経営者として責任ある判断を行ってまいります。

変化の激しい時代において、現状維持は時に大きなリスクとなります。
決断を先送りせず、挑戦を恐れず、国内外を問わず新たな価値創出に取り組む姿勢を、これからも貫いていきます。

祖父の挑戦、父の堅実な歩み、
そして当社を支えてきた多くの人々の努力。
それらすべてを礎として、当社は「継承」にとどまらず、「進化」を選び続けます。

これからも、社員をはじめ、お取引先の皆様、関係各位、
支えてくださるすべての方々への感謝を忘れることなく、
信頼され、必要とされる企業であり続けられるよう、全力で経営に取り組んでまいります。

今後とも、変わらぬご支援とご指導を賜りますよう、
心よりお願い申し上げます。

万里一空を守り抜く

代表取締役専務 髙橋 利和

高橋練染からタカレンへ。
この十年、十五年の間、私はずっと「しんがり」を務めてきました。
社長である兄が船頭として羅針盤を見て旗を振り、社員がそのあとに続く。
私は最後尾を守る役割に徹してきました。

落とし物はないか、忘れ物はないかを確かめながら、
よろけたり、立ち止まったりしている者に声をかけ、励まし、伴走する。
社長とバランスをはかりながら進むのが、私の役目です。

業界を取り巻く環境は、決して同じ条件が続くものではありません。
そうした中でも、タカレンは現在の体制と進み方を基に、
日々の仕事を着実に積み重ねています。
目の前の仕事をきちんと果たすこと。
その姿勢が、いまのタカレンを支えています。

日々仕事を共にする中で、
互いの動きや変化が、自然と目に入ってきます。
誰かが困っていれば気づき、
うまくいったことがあれば共有する。
そうしたやり取りが、特別なことではなく、
日常の一部として続いています。

タカレンは、誰かが失敗したとき、
失敗そのものを叱責するのではなく、
助ける声かけをしなかった人が注意される会社です。
面倒に感じることもあるかもしれませんが、
それがタカレンの企業姿勢だと私は思っています。
一人の失敗は、皆の困りごと。
うまくいけば、皆の喜びです。

普段は静かで、
ふとした瞬間に皆が一斉に笑うこともある。
そんな空気の中で、仕事が続いています。

「万里一空」は、私が座右の銘としている言葉です。
宮本武蔵『五輪書』に、
「山水三千世界を万里一空に入れ、満天地ともまとめる」
とあります。

掲げた目標に向かい、ぶれることなく努力を重ねていく。
京都市右京区の空も、彼方の空も、世界は一つにつながっています。
我々の舞台は、世界に広がっています。

創業者 高橋 勇(1906〜1984)
創業者 高橋 勇
(1906〜1984)
二代 高橋 章三(1937生まれ)
二代 高橋 章三
(1937~2022)