
寒くなってきましたね。防寒対策の一つがカーペット。でも、カーペットを敷くと掃除がしにくい。敷かないまま床暖房とエアコンの暖房だけで済ませる、という方も・・・
カーペットと、ラクラク快適に向き合う方法を考えてみませんか。
カーペットの困りごと
- ノミやダニが滞留しやすい
- ゴミやホコリが溜まりやすい
- 髪の毛、ペットの毛が残りやすく、掃除しづらい
- 掃除機をかけるのがめんどう
- 重たい
- すべりやすい
- 何かをこぼしたとき、洗いにくい
- ペットがおしっこをしてしまったとき、拭き取ってもニオイが残る
- スリッパのまま歩くから、座ったり寝転んだりするのに抵抗がある
ダニ・ウイルス対策
ダニが生息しやすい場所として、カーペット・布団・こたつ・畳・床の割れ目などがあげられます。ダニは湿度の高いところ・エサとなる食べ物があるところ・潜り込みやすい場所など、ダニが好む環境に繁殖します。
空気中を浮遊するウイルスは、人やペットの動きが止まってしばらくするとカーペット等の上に着地します。
カーペットには初めからダニやウイルスが生息するのではなく、室内に存在するダニやウイルス・菌、外から持ち込まれたウイルスなどが住みついてしまいます。
ダニのエサは、人間やペットの食べこぼし、フケやアカ、髪の毛など。
掃除機をこまめにかけて、敷きっぱなしにするのではなく、時には天日に干して乾燥させましょう。そのタイミングで、ふだん敷いている床にも掃除機をかけ、雑巾掛けをし、干しておいたカーペットを元に戻すことを繰り返すと、ダニやウイルス等の残留も減少させられます。
カーペットの裏面にも掃除機をかけましょう。
*コラム「何とかしたいダニアレルギー対策」もご参照ください。
ハウスダスト対策として
カーペットはダニが生息しやすい反面、ハウスダストの舞い上がりの観点からみると、非常に有益な働きをしてくれます。
部屋のほこり、ハウスダストの多くは衣類や寝具類から発生し、人が歩いたり動いたりすると空気中に舞い上がり、およそ8時間以上浮遊し続けます。寝ている間や留守中に床に落ちたハウスダストは、再び人が活動することによって再び舞い上がってしまいます。
日本カーペット工業組合のデータによると、フローリングとカーペットを敷いた床上140cm(大人が立ったときの口元の高さ)を比較した場合、ハウスダストの舞い上がり量は、約10:1 (フローリング約5万個/㎡:カーペット約5千個/㎡)という比較データが出ています。
カーペットの糸部分でハウスダストを取り込む働きを「ダストポケット効果」と言います。カーペットはハウスダストの舞い上がりを解消し、安全安心な生活空間づくりに役立つ床材と言われています。
<実験について>
実験実施機関:地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所
テーマ:床材による粉じんの舞い上がり抑制効果に関する研究(受託研究制度により実施)
目的:床材をタッピングした時の発じん量を測定することにより、床材による粉じん(粉体)の飛散、舞い上がりの抑制効果を実験的に検討する。
[ 実験方法 ]
試料:タイルカーペット(ナイロン糸/ループパイル)、フローリング材の2種類
粉体:JIS Z 8901「試験用粉体」 15種 (混合粉体)
※模擬ハウスダストとして使用
装置:クリーンブース、パーティクルカウンター測定環境:温度 20°C、湿度65%RH
[ 手順 ]
- 試料に試験用紛体 1.0gを均一散布し、7kg のローラーにより試料に粉体を固着させた。
- タッピングマシン(軽量床衝撃音発生器)を用いて粉体を飛散、舞い上がらせた。
- 5分後、タッピングマシンを停止し、床から 50cm、140cmの位置の飛散粉体量をパーティクルカウンター(3分間吸引)で測定した。
お掃除のコツ
- 掃除はこまめに。2~3日に1度、小さいお子さまやペットのいるお宅では、できれば毎日掃除機をかけてください。
- 掃除機をかけるときは、カーペットの表面だけではなく、半分ずつ裏返して裏側にも掃除機をかけましょう。ホコリや髪の毛、湿度なども溜めにくくします。
- ダニや菌・ウイルスが気になるようであれば、スチームアイロンをかけるのもアリ。例えばダニは、50℃で死滅します。布団乾燥機も上手に活用してください。
- ペットがおしっこを漏らすなどした際は、乾いた布などで拭き取り、水スプレーを吹きかけて乾拭きを繰り返します。裏面にも水スプレー+乾拭きを繰り返してください。仕上げに抗菌防臭スプレーなどを吹きかけます。
- 季節の変わり目、衣替えシーズンには、自宅で丸洗いしたり、大型のコインランドリーで洗ってください。手に負えないときは、クリーニング店の配達システムなども賢く活用して、カーペットを清潔、快適に保ちましょう。
- 丸洗い等が不可能な際はできれば天日干しにするか、布団乾燥機をかけてから収納してください。
カーペット選びのポイント
- カーペットそのものに「防ダニ加工」が施されたもの
- カーペットそのものに「抗ウイルス加工」や「抗菌加工」が施されたもの
- カーペットそのものに「防臭加工」が施されたもの
- 裏面が接着タイプのものではなく、滑り止め加工がされているもの
- 自宅で洗える、天日干しができるくらいの重さのもの
- 使うスペースに応じて、サイズが選べるもの
- 床暖房に対応するもの
- ホットカーペットの敷物としても使えるもの
- オフシーズンの収納がしやすいもの
- 毛足が短く、掃除機がかけやすいもの
(カーペットがキャッチしたホコリなどを除去しやすいもの) - 縫製がしっかりして、遊び毛やほつれなどが出来にくいもの
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