
手洗い、うがい、マスク・・・ 今や健康管理の基本とも言える3つ。中でも、うがいは体内にウイルスや菌が入るのを防ぐバリアの役を担います。
効果的なうがいの仕方を含め、喉についてのあれこれを再度おさらいしませんか。
感染予防に効果的な「うがい」の仕方
◎3回うがい
ブクブクうがい ▶︎ ガラガラうがい ▶︎ ガラガラうがい
- 口の中全体をすすぐように、含んだ水をブクブクうがいして、水を吐き出す
- 新しい水で、喉を洗うように上向きにガラガラとうがいをして、水を吐き出す
- 再度、口に水を含んで、②と同様にガラガラと丁寧にうがいをする
◎うがいに不可欠な水
- 塩素消毒された一般的な水道水でOK
- 病院で処方された「うがい薬」や市販の「うがい薬」を使うときは、用法に従い所定の濃度で薄めて使う
- 民間療法として「水+塩」、冷ました「緑茶」、冷ました「黒豆の煮汁」なども喉の殺菌や健康に効果的とも云われる
◎うがいの頻度
- 朝のうがい ▶︎ 寝ている間に喉に付着した雑菌などを排出します
- 食後のうがい ▶︎ 食べ物の残りカスを口の中に留まらせ、口臭の原因になるのを防ぎます
- 外出から帰ったとき ▶︎ 外からの雑菌を持ち込まず、家族の健康を守ります
と考えると、1日に何回もうがいは必要になってきます。歯磨きとのタイミングで喉の清浄も、一緒に保ってください。
喉の役割
ノドの主な役割は、
① 呼吸する ② 水や食べ物を飲み込む ③ 声を出す ④ 菌やウイルスを止める
などが挙げられます。
喉の病気/腫瘍や癌を除く
◯咽頭(いんとう) ノドの一部。鼻腔および食堂の間の筋肉性の袋状の管。呼吸、嚥下(えんげ/食べ物・飲み物を飲み込む)、発声などの働きをする
◯扁桃(へんとう)ノドにあるリンパ組織。ウイルスや雑菌が体内に侵入しないように防御する
◯喉頭(こうとう) 気管と咽頭をつなぐ「のど仏」のところにある器官
風邪 喉が炎症を起こし、神経が刺激され、痛みを感じる
咽頭炎 喉の粘膜が腫れ、咽頭に炎症を起こす
扁桃炎 喉の奥、左右両側にある扁桃が細菌感染などにより腫れる
扁桃周囲膿瘍(のうよう) 扁桃炎をこじらせ、扁桃の周りにウミがたまる
喉頭炎 ウイルスや細菌、喫煙やアレルギーなどにより、喉頭に炎症が起きる
腫れが重症化すると、呼吸困難になることもある
急性喉頭蓋炎(こうとうがいえん) 発熱、のどの痛みなどの他に息がしづらい、物をのみこみにくいなどの症状が見られ、気づくのが遅くなると危険を伴う。
呼吸が苦しくなり、息がつまり、命に関わる可能性もあるため、注意が必要
声帯ポリープ・声帯結節 声の乱用や炎症、喫煙などにより、声帯に突出物ができる。
声が変化したり、出しにくくなったりする
⇨ 上記の症状があるときは、速やかに耳鼻咽喉科を受診し、診断を受けてください
喉が痛いとき、控えたい飲み物や食べ物
- アルコール類 ▶︎ アルコール自体に直接的に粘膜刺激もあり、かつ血管拡張等炎症を促進する作用があるため、痛みや腫れを増強させる
喉の粘膜に負担をかける。利尿作用がある - 炭酸飲料 ▶︎ 喉の粘膜に負担をかける
- 柑橘系飲料 ▶︎ 喉に刺激を与える。糖分摂取により痰(たん)が出やすくなる
- 牛乳 ▶︎ 痰が絡みやすくなるため、咳が出るときは控える
- カフェイン飲料 ▶︎ 利尿作用により、水分を体外に排出させるため、コーヒー、紅茶、栄養ドリンクなどは控えめにする
- 辛い食べ物 ▶︎ 刺激により喉の痛みを招き、咳(せき)が出やすくなる
- 酸っぱい食べ物 ▶︎ 刺激により喉の痛みを招き、咳が出やすくなる
- 冷たい食べ物 ▶︎ 喉の痛みを和らげる効果はあるが、体が冷えているときやお腹の調子が悪いときは控える
- 刺激物 ▶︎ 唐辛子、ワサビ、マスタードなどは喉の痛みを強め、炎症を悪化させる
- 濃い味付の料理 ▶︎ 塩分が多く含まれるため喉を刺激し、痛みを強くする
- のど飴 ▶︎ 物によっては、摂りすぎるとお腹がゆるくなるものがあるため、適量にする
医薬品・医薬部外品・食品の区分があることを理解して口にする
*喉が痛いときの対応として、① 冷たい飲み物を少しづつ飲む。 ② 氷片を口に含む。 ③ 痛みが強いときは首を冷やす。 ④ 皮膚が弱くなければ湿布をすることも有効です。
*みかんの皮は漢方では「陳皮」と呼ばれ、風邪によるのどの痛み、咳に有効とされています。
*喉の粘膜が潤っていると、ウイルスや雑菌の侵入に抵抗することができ、病気の発症を抑えることにつながります。
喉の痛みは粘膜が傷ついた状態で、喉の乾燥はウイルスが侵入しやすくなり、喉の痛みにつながります。
潤った喉の状態を保つことが、身体を健康なコンディションで維持していく第一歩。気温や湿度、エアコンの使い方なども意識して、喉の健康を保ってください。
