
全国各都市に発令された2回目の緊急事態宣言がようやく明け、日本に新型コロナウイルス感染症が広がり始めて2年目に入りました。世代ごと、立場による考え方の違いはあれど、「コロナ禍を終らせたい」「感染症を広めない」という観念は、年齢性別・国籍をも超えた地球市民皆の願いでもあります。
「STOP感染症! 先進ソリューションガイドブック」に記された「七つの約束」を紹介することで、感染症に向き合う心構えを今一度確認し、自身の行動につなげていただければと思います。
七つの約束
1. 正しく恐れる
「ウイルス感染はいつでも、どこでも起こりうる」という意識を持ち、ウイルスや感染症について正しい知識のもとで的確な行動をとる。
2. ウイルスや菌の顔と性格を知る
ウイルスや菌はそれぞれの感染力、潜伏期間、発症率、症状、死亡率、感染経路などがあり、実に多用です。
感染経路には、①飛沫感染、②接触感染、③空気感染、④経口感染、⑤蚊媒介感染などがあります。
新型コロナウイルスの場合には、①と②の飛沫感染、接触感染を断つことが必要です。
3. “STOP感染「新生活習慣」”をつくる
マスクの着用や換気とともに、多くの人が手を触れる場所の除菌(環境衛生)や、正しい手洗いの徹底、除菌を目的とした(アルコールを含有する)ウェットティッシュの携帯が有効です。
免疫力を向上させる食品も感染症予防に大きな効果があります。例えば酪酸菌や乳酸菌などのプロバイオティクスは、腸内フローラを整え、感染症予防につながります。
加えて口腔ケアが感染症予防になることも明らかになってきています。
感染症は何か一つの対策だけでは予防できません。これらの対策を総合的に生活習慣に取り入れる「新生活習慣」が大切です。
4. 最新の対策技術にも目を向け、情報収集する
「持続除菌」という考え方……除菌力を数日〜数ヶ月も維持できるような除菌剤が開発、商品化されています。
また、空気清浄機や換気システムの製品に、ウイルスや菌の除去に高い効力を発揮するものも出てきています。どの製品が何のウイルスに効果があるのか、どのくらい効力があるのかなど、消費者が正確な情報を得られる仕組みづくりが必要とされています。
5. 喉元過ぎても、熱さを忘れない
この先、新型コロナウイルス感染症が終息してくると報道は激減し、人々の感染症への関心も薄れていくと推測されます。
しかし、インフルエンザ報道は少なくても、日本では年間3千人以上が亡くなっています。
海外ではインフルエンザのほか、デング熱、麻疹、風疹、髄膜炎菌感染症など多くの感染症が猛威をふるい、感染症対策はこれからが本番ともいえます。新型コロナウイルス感染症が終息しても「喉元過ぎても熱さを忘れない」ことが重要です。
6. 新型肺炎以外の感染症にも目を向ける
東京オリンピック・パラリンピックが開催されることになれば、夏のインフルエンザやデング熱などの「蚊媒介感染症」などにも注意が必要です。
オリンピック・パラリンピック開催期間に、地震や台風、洪水などの自然災害が重なると、感染症の拡大リスクはさらに高まります。
新型コロナウイルス感染症への関心をきっかけにして、リスクの高いあらゆる感染症についても、正しい知識を身につけましょう。
7. 防災用品だけでなく、感染症対策用品も備蓄する
感染症も自然災害と同じように考え、いざという時の備蓄が必要です。マスク、消毒剤、石鹸、口腔ケア用品、プロバイオティクス(人に有益な作用をもたらす生きた微生物)、ウェットティッシュ、除菌クロスなどを平時から準備しておけば、いざという時に店頭での品不足に困りません。
災害時の備えとしても必須です。
「感染症備蓄」という新しい備蓄のあり方を広めていくことが必要です。
レジリエンスジャパン推進協議会 発行
『STOP感染症! 先進ソリューションガイドブック』より抜粋
