
ニオイ・におい・匂い・臭い‥‥ 人とすれ違ったとき、鼻に届くニオイ。気になりますね。もしかすると自分からも、そんなニオイがしてるのかも? と思ったことはありませんか?
ニオイの種類と解消法に目を通し、納得のニオイ対策を‥‥
そもそもニオイ対策は
ふだんから、あなたはどのような対策をされていますか?
- ニオイがわからないように、制汗剤や強いニオイで覆い隠す
- 消臭剤を使って、その場を乗り切る
- 制菌加工、抗菌防臭加工などが施された衣類を身につける
- 汗をかいたらそのままにせず、速やかに拭き取る
- ニオイの原因を理解し、正しく対処して体調改善し、根源から治す
など、いくつかの対処法があります。
汗腺の分類
アポクリン腺
タンパク質や脂質を多く含み、ネバネバして濃い汗が出ます。主たるニオイの原因。毛根と併在し、フェロモンとしての役割を担っているとも言われます。
エクリン腺
水分やミネラルが多く、タンパク質や脂質は少なめです。
サラサラした汗が出て、体温調節の役割をします。精神的緊張や、辛い物を摂取したときに出ます。
体臭のいろいろ
加齢臭
40歳~60歳くらいの中年男女に感じられるノネナールを主成分とする体臭。胸や背中などの体幹部、頭皮や耳の裏などに発せられた皮脂成分が酸化されて放つ、枯れ草のようなニオイ。本人は気づかず、家族や職場では気にされていることもあるため、意識しましょう。
*ゴマ・人参・ショウガ・大豆・グレープフルーツ・緑茶・赤ワインなどの抗酸化食品、メカブ・ワカメ・こんにゃく・ゴボウなどの食物繊維、ヨーグルト+オリゴ糖などを積極的に摂ることもおすすめです。
*肉や油、ニンニクやニラなどニオイの強い食品の摂取を控えましょう。アルコール類の摂取もニオイを招く要因になります。
オヤジ臭
加齢臭の中で、ノネナール以外の成分が原因で感じられるニオイ。30~40代の男性が発する独特の体臭を特に強調して言うことも。
疲労臭
通常は肝臓で分解されるアンモニアが分解しきれなかったり、腸内環境の弱まりでアンモニアが過剰に作られたりすると、血流にのって体内に広がり、皮膚から放出されてニオイを発します。
ツーンとするアンモニア特有の体臭が特徴。疲労の蓄積、過剰なストレス、更年期などが原因で発生します。
*疲労を溜め込み過ぎず、ゆっくり湯船に浸かり、ストレスを解消してください。
*アンモニア臭の原因につながるタンパク質や脂質、ニオイの強いニラやネギの摂取を制限することが有効です。
*乳酸菌とオリゴ糖を一緒に食べると悪玉菌を減少させ、アンモニア臭を抑制します。さらにオリゴ糖の浸透圧により便通改善や、更なる腸内細菌の減少につながります。
ミドル脂臭
多くは30代後半~40代以降の男性に発生する使い古した油のような、生ゴミのようなニオイ。汗腺の働き低下により乳酸が分泌され、皮脂常在菌によって分解されると、後頭部~首にかけてイヤなにおいを発するようになります。
*脂っこい食べ物やタバコを控え、適度に汗をかく運動をし、頭皮に紫外線を受けないよう気をつけるなど、食生活のみならず行動改善も。
*入浴時、シャワーで5分ほど後頚部から背中を流すと、効果的にニオイが改善すると言われます。
ケトン臭
甘酸っぱい、果物が腐敗したようなニオイ。
糖質オフの食生活を続けていると、血糖値が上がらず満腹感を得られない状態に。エネルギー不足を補うため中性脂肪を分解し、脂肪酸からケトン体を合成します。
糖尿病や過度な糖質制限ダイエットが原因となり、ケトン体のニオイを発する汗が出ることを知っておいてください。
*ケトン臭は糖尿病において、血糖コントロール不良の目安となります。
汗臭
たくさん汗をかいたまま放置して感じる汗臭さ。更年期の女性がホットフラッシュを原因として、汗の成分が皮膚常在菌に分解されて放つ酸っぱいニオイを指して言うことも。
*汗はもともとはサラサラとしてニオイません。汗をかいたらそのままにせず、汗ふきシートやハンドタオルなどで速やかに拭き取ってください。
*シャワーや石鹸を過度に使用すると皮膚表面の通常細菌が減少し、まれに体臭が増強してしまうことがあります。ご用心ください。
ワキガ臭
脇の下に発生し、周囲にまで感じる強烈なニオイ。生乾き雑巾のような、クミンのような、ツンと酸っぱい刺激臭。遺伝性が高い反面、感染性はありません。
脇の下のアポクリン汗腺の働きに関係し、自然治癒力や自己免疫で自然に治ることはありません。
ワキガは思春期(10~15歳)に発症し、20代がピークと言われます。
*生活習慣・食生活を心がけることも必要ですが、医療機関などで正しく治療することで根治を目指すことが望ましいでしょう。
華麗臭
本人は良いと思ってつけている香水やデオドラント剤、柔軟剤などが過剰にニオイを発し、周囲を不快にさせる強烈なニオイ。
衆人の中にあっては、何事もほどほどに‥‥ を心がけることも必要でしょう。
