
2020年初頭より日本にも広がった新型コロナウイルス感染症。2023年5月8日より「新型インフルエンザ等(2類相当)感染症」から「5類感染症」に移行され、世の中的にはコロナ収束の気配が一般化するものの‥‥
本当は「手放しに安心はできない」と思いつつ、周囲に流されていたりしませんか? 高齢者、重症化リスクの高い方以外の人も注意すべきこと、もう一度確認してみましょう。
5類移行後の新型コロナウイルス感染症、その後は?
日本国内の新型コロナウイルス感染者数は、一医療機関あたり2022年12月には30人前後を数え、それから減少傾向に落ち着いていったものの、6月あたりからまた増えて、9月には一医療機関あたり20人程度まで増えました。10月中旬には3.25人と落ち着いています。
NHKのグラフにあるように、新型コロナウイルス感染症患者数は、増えたり減ったりを繰り返し推移し、寒くなるに連れ再び増加することが懸念されています。
コロナ感染症の流行は続いています。波が繰り返しやって来る気配は否めません。
今後、流行りそうな感染症は?
●インフルエンザ
コロナ用心が功を奏してか、2021年、2022年は極めて減っていたインフルエンザ感染者数が、2023年初めに増え、以降は変則的な流行が続いています。
2023年秋~冬には、インフルエンザ感染症が流行する兆しが早くから現れていルようです。しかも、過去2年は免疫を獲得できていないため、いったん流行り始めると瞬く間に広がることが予測されます。
マスク無し生活を取り戻したと無防備に喜んでいると、人様に移す、移されるのリスクを高めることに成りかねません。
●デング熱、マラリア
コロナ感染者対応に追われ、新型コロナウイルス以外の感染症対応が後回しとなったシワ寄せが、世界各国で見え始めています。子どもたちのコロナ以外のワクチン接種が停滞したことや、蚊の駆除がおざなりになったことなどにより、デング熱やマラリアの罹患者数が拡大しています。
☞ マラリアやデング熱は蚊が媒介するので、国内では春~秋の温かい時期に駆除に注力する必要があります。熱帯地方では、マラリアやデング熱の流行は常態化しています。
●はしか(麻疹)
アジアの各国、アフリカ大陸の各国で患者数が急速に拡大しています。飛沫感染・空気感染により感染する麻疹は、感染力が非常に強いウイルス性発疹性感染症にあたります。
免疫を持たない人が感染するとおおかたの人が発症し、中には肺炎や脳炎を併発することがあり、感染した人のうち1,000人に1人という死亡リスクがあります。
☞ はしかは小流行を繰り返していたことから、小流行が追加免疫になっていたと考えられていました。しかし、小流行が起きなければ、時間的経過と共にワクチン接種を受けた大人も免疫を失う可能性が高くなり、成人のはしか感染も増えてきています。このことから、大流行に繋がる可能性があると考えられます。
※不思議なことに、パンデミックにおいて複数の感染症が混在することは無いようです。コロナ流行時にインフルエンザの同時流行が心配されましたが、そのようなことはありませんでした。
このことから国内において今秋以降は、インフルエンザの心配をしたほうが良さそうです。ただし、予防手段はコロナと同様なので、これまでの対策を続けることが望ましいでしょう。
今後の感染症対策は?
日本では落ち着きつつあるコロナ感染症ですが、円安の影響で海外から日本に訪れる方々を通じて、まだ日本に広まっていないウイルスが持ち込まれる可能性を否定できません。2023年は、訪日外国人が2,000万人を超えると予測されます。
日本国内でも今シーズン、インフルエンザの流行が心配されています。
- 外から戻ったら手洗いとうがい、今も正しく続けていますか?
- コロナワクチンの接種は必要か否か、自分自身の体調やワクチン接種回数などを考慮した上で、正しい判断ができていますか?
- 家族内、職場内に感染者が出たときはどうするか、日頃から確認し合えていますか?
- 海外に出る前は、渡航先に応じた予防接種は必須です。
- マスク着用における不快感と、人混みに混じる際の安心感、どちらを選択しますか?
- マスクを着用している人を「オジサン」「オバサン」扱いして、変な見方をしていませんか? 心ない言動が、マスク用心をしたい人の意識の妨げになっていませんか?
- コロナ感染した際の5類ルールを正しく理解し、守るように心がけていますか?
- 室内の共用部分、手が触れる箇所の消毒は、今も続けていますか?
- インフルエンザの予防接種を受けるようにしていますか? 受けるとすれば、最適なタイミングを知っていますか?
☞ インフルエンザのワクチン接種から抗体ができるまで約2~4週間かかります。抗体ができると、持続期間は約5ヶ月ほど。
12月から3月までがインフルエンザ流行のピークとすると、11月半ばくらいまでに接種するのがベストなタイミングと言えるでしょう。
それが困難な場合でも、せめて11月いっぱいに接種されることをお勧めします。
感染症対策を意識して、今シーズンもお健やかにお過ごしください。
